「脊柱管狭窄症」とは、
神経が背骨の中にある空洞、すなわち脊柱管が何らかの原因で狭くなり神経が圧迫を受けることで下肢に痛みやシビレを伴う症状を言います。
脊柱管が狭くなる原因としては、加齢によるものが多くをしめます。
その他には背骨の骨(腰椎)が前方に変位する事で神経を圧迫する「変性すべり症」によるものがあります。
50歳から80歳くらいの年代に多く見られ、女性より男性に多くみられる疾患です。
画像検査でCTやMRI検査、X線などが確定診断に用いられます。
脊柱管狭窄症の最大の特徴は
「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。
間欠性跛行とは、
歩いている(立っている)うちに、腰や足にしびれや痛みが出てきて歩けなくなることを言います。
休憩(腰を丸めて座る、しゃがむ)を挟むと再び歩けるようになりますが、
またしばらく歩くと症状が現れます。
症状が酷くなると数十メートル歩いただけでも痛みやしびれが出るようになってしまいます。
この間欠性跛行が出る理由は、
立っている事で背骨の構造上、脊柱管が狭くなり神経を圧迫するからです。しゃがんだり、腰を丸めると脊柱管がやや広くなり、症状が緩和されます。
そのため自転車移動や自動車での移動は比較的症状が現れないことも特徴です。
この間欠性跛行ですが、「閉塞性動脈硬化症」でも見られる場合があります。
閉塞性動脈硬化症は
糖尿病や高脂血症、喫煙などにより誘発されます。
鑑別診断としてはCT、MRIや血管造影検査をして、狭窄症か閉塞性動脈硬化症かを判断します。
当院には、脊柱管狭窄症のだけでなく、この閉塞性動脈硬化症の方も多く来院されます。
閉塞性動脈硬化症の方は、病院と当院の治療を平行して行っていくことで
改善が見られる疾患ですので、その点もご安心下さい
脊柱管狭窄症の原因は「加齢」による脊椎の変形によるものとされます。
ただし、「年齢」による脊椎の変性はすべての高齢者に起こります。
年齢を重ねることで、腰椎は変形し程度の差はありますが脊柱管狭窄は必ずおこります。
つまり、
ある一定の年齢を経れば誰もが脊柱管狭窄を起こすものです。
ではなぜ脊柱管狭窄があっても、症状が出る人と出ない人がいるのでしょう。
それこそが当院で「治る可能性がある」といえる根拠です。
脊柱管狭窄症は「圧迫」を解消しさえできれば改善すると考えており実際その考えの下、施術をおこなうことで多くの脊柱管狭窄症患者さんを改善しています。
脊柱管狭窄症は背骨の圧迫を取ることで改善されていきます
圧迫の原因は「背骨」であり「筋肉」です。
脊柱管狭窄症は腰椎部分で、圧迫され
神経に「逃げ場」がなくなることで、
その神経が継続的な圧迫を受け症状を発してしまうのです。
つまり「逃げ場」を確保してあげるということが脊柱管狭窄症状を改善するPointになります。
神経は性質上、本来「逃げる隙間」があれば圧迫を受けないように動き回り、逃げる特性を持ちます。
ただし、脊柱管狭窄症症状を出す方は骨が変形して狭くなった背骨と「硬化」した筋肉によって「逃げ場」がなくなり圧迫をうけてしまい症状が出ます
変形してしまった背骨(腰椎)を本来の骨に戻すことは出来ませんが、
もう一方の圧迫をかけているパンの部分である筋肉が、神経が逃げれるくらいに「柔らかい」本来の筋肉に戻ってくれれば圧迫は解かれるのです。
筋肉もまた加齢など様々な要因により「硬化」を起こしてしまったことで圧迫され症状を出していたのです。
またこれこそがレントゲン・MRIなどの多角所見では脊柱狭窄が見られていても、症状を持つ人とまったく持たない人の差だと考えるのです。
所見上、脊柱管狭窄がどれだけ強くでていても、筋肉の「硬化」が少ない高齢者は圧迫から神経が逃げられるため症状が出ないのです。
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